
期間工は主に大手製造業メーカー、特に自動車関連企業や、電気製品、精密機器などの工場が、一時的なライン作業の人員確保のために募集します。配属先を選ぶことはできませんが、おおむね単純作業の繰り返しを行う職場が多いです。主な期間工の作業内容としては、筐体の組立、溶接作業、ライン監視など機械的にこなしていくものが中心になります。そのため同じ姿勢でいることが多く、職業病のようなものになりやすいです。
特に腰痛や腱鞘炎などは、作業内容によっては期間工がなりやすい職業病です。また、ラインを24時間フル稼働させている工場もあります。残業代がでないということはありませんが、交代制勤務によって、深夜のシフトが組まれると体力的につらいものがあります。そのため体力的に有利な若い世代がはたらいていることが多いです。
50代であっても働くことは可能ですが、その場合経験者であったり、長くその工場で働いた経験がある人だったりします。一時的な労働力である以上、あまり年配者には向かない仕事です。しかし1年以上勤務すると、正社員登用制度を利用して正社員になれるチャンスを得ることができます。大企業などでは大変狭き門ですが、これを有効活用しない手はありません。
日常の勤務態度や作業の様子、そのほか素行などを見られており、その人が企業にとって必要ならば正社員として採用されます。企業によって試験はさまざまですが、筆記試験や面接などがあります。
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